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デジタルネイティブ企業がアナリティクスとAIを大規模に活用し、真のデータ駆動型企業へと飛躍している様子を紹介します。ここでは、Databricks Lakehouse を活用し、コスト効率と回復力の高いモダンなデータプラットフォームでビジネスの成長に拍車をかけたアジア太平洋地域のデジタルネイティブ企業 5 社に焦点を当てたいと思います。

データと人工知能(AI)は、ビジネスに不可欠な意思決定の最前線にあります。データに精通したデジタルネイティブから「伝統的」な企業まで、これらの企業は、競合他社を出し抜き、顧客を喜ばせるためには、振り返ることに時間を費やさず、リアルタイムでデータを使って先を見通し、将来を予測し計画する必要があることを理解しています。

何百ものお客様とお話するなかで、なぜ企業が倉庫やオンプレミスソフトウェア、その他のレガシーインフラからクラウドへ移行しつつあるのか、その理由がわかってきました。また、サービスを市場投入までの時間を短縮するために、全てを自社で IT インフラを一から構築することから、すぐに使えるプラットフォームを採用することへの反動も出てきています。その際、迅速に IT インフラを拡張するためには、成長に伴って発生する大量のデータを管理できる俊敏なテクノロジーが必要であることに気づいたのです。

Databricks Lakehouse を最新のデータスタックの一部として導入することで、デジタルネイティブ企業は、データを全てのチームメンバーの手に委ねることができます。それにより、企業の成長に合わせて IT インフラを拡張し、顧客と独自につながり続けることができることを実証しています。

パンデミックから脱却した今、デジタルトランスフォーメーションはもはや競争圧力だけの問題ではありません。今やビジネスの成功と失敗を分けるのは、デジタル変革です。デジタルネイティブ企業は、ビジネスの成長に合わせて IT インフラを拡張し、市場投入を加速させています。その際に、チームの効率を高めて収益性をさらに向上させることができるプラットフォームが大切になってきます。

すなわち、使いやすく、さまざまなフォーマット(構造化および非構造化)のデータを一元化して取り込むことができる独自の機能を備え、データおよび分析戦略の進化を妨げないマルチクラウドデータプラットフォームを大胆に選択することが必要です。

このブログでは、Databricks Lakehouse プラットフォームでビジネスを拡大し、データと AI を活用したデータ主導の意思決定によって成長に拍車をかけているアジア太平洋地域のデジタルネイティブ企業を紹介します。
 

データを一元化し、業務効率化を図る

Shift 社は、オーストラリア企業が簡単に資本にアクセスできるようにサービスを展開し、急成長している、フィンテック企業です。ビジネスの迅速性が、Shift 社のビジネス目標の中心でしたが、銀行データと顧客レコードの大量処理は、多くの時間を費やす必要がありました。Databricks Lakehouse を同社のテクノロジースタックに導入することで、Shift 社はデータソースを統一された拡張性の高い場所に集中させ、より効率的に意味のあるインサイトを発見することができるようになりました。

Delta Lake に保存された情報により、Shift 社は現在、顧客にパーソナライズされた評価と推奨を提供し、顧客体験を劇的に向上させています。また、機械学習(ML)のライフサイクル全体を促進する能力により、Shift 社は以前より 90% 高速にデータを処理できるようになり、予測能力を高めながら、新しいソリューションの市場投入までの時間を 24倍短縮することができました。

人の代わりではなく、人の働き方を補完するために AI を活用する

Bigtincan 社はオーストラリアに拠点を置くセールス・イネーブルメントプロバイダーです。AI と ML を使用し、企業が営業の生産性と顧客エンゲージメントを強化できるよう支援しています。Bigtincan 社は、AI を活用した一連のソリューションとお客様との幅広い交流を通じて、サイロ化したデータを生成し、お客様にインサイトとビジネスインテリジェンスを提供する方法を制限していました。

Bigtincan 社は Databricks Lakehouse を採用し、グローバルチーム間のクロスコラボレーションをサポートする、データと AI のための統一プラットフォームを構築しました。特に、データサイエンティストがリアルタイムのデータにアクセスし、統合レポートを作成できるようになりました。さらには、顧客にパーソナライズされた製品を推奨したりすることが可能になり、これらはすべて ML によって推進されています。これにより、Bigtincan 社の顧客導入率は 27% 向上し、顧客はより適切な提案を受け、より高いコンバージョン率を達成することができるようになりました。

Hivery 社はオーストラリアを拠点とする AI カテゴリーマネジメント最適化企業です。小売業者や消費財メーカー向けに、AI と ML を活用したソリューションを提供し、売上の増加、コスト削減、生産性の最大化を実現しています。Hivery 社は、Databricks Lakehouse を活用することで、同ブランドは顧客の小売データを簡潔かつ安全に活用できるようになりました。これにより、データのリアルタイムな視覚表現を正確に構築することで、各自動販売機や店舗レベルで商品の品揃えやスペースに対し、どの商品をどのように配置するのが最も費用対効果が高いのかというシナリオプランニングを実施できるようになりました。その結果、同社のデータチームの効率が改善され、より多くの顧客を短時間で取り込むことが効果的にできるようになりました。

チームコラボレーションを促進するための支援

Vonto 社は、オーストラリアの中小企業や技術系新興企業向けに、AI を活用して主要なインサイトを収集し、業績や主要なビジネス指標を全体的に把握することで、より多くの情報に基づいた意思決定を行えるようにする企業です。Databricks Lakehouse の支援により、Vonto 社はより複雑なデータセットや高度なモデリングに対応できるよう機能を拡張し、より魅力的で実用的なインサイトを顧客に提供することができるようになりました。また、Databricks は、データチームと製品チーム間のより良いクロスコラボレーションを可能にする統一データプラットフォームを提供しました。それにより、Vonto 社の社内データチームの効率を改善し、AI を活用したソリューションを顧客のために活用することにも貢献しました。

AI をビジネスの成長に欠かせない存在に

東南アジア最大のオンライン・トゥ・オフラインプラットフォームである Grab 社は、輸送、食品・食料品の配達、デジタル決済など、60 億件の取引から消費者のニーズや好みを正確に予測するために、数百万のユーザーに対する一貫したビューを可能にする必要がありました。Grab 社は Databricks Lakehouse を使用して、これらのインサイトを大規模に提供する Customer360 プラットフォームを構築しました。それにより、AI と BI のユースケースを業務全体に迅速に展開することでデータを民主化しました。今日、Grab 社のデータチームは、消費者中心の体験を継続的に強化するために、コラボレーション、実験、より革新的な機能を開発することができます。

データと AI を活用するレイクハウスの旅に出かけよう

これらの企業やその他 7,000 社に対して、Databricks Lakehouse は、リスクと総所有コストを下げるスケーラブルで予測可能なフレームワークを提供しています。また、データ、分析、AI をビジネスイノベーションの中核として長期的に成功するための基盤を構築しています。そして、Databricks Ventures とともに、革新的な AI 駆動型の企業や技術の次の波を後押しし、レイクハウスのエコシステムが繁栄し、これまで以上に多くの企業に利益をもたらすことができるようにしています。

スケーラブルな AI とアナリティクスの未来への旅を始めるために、オーストラリアのデジタルネイティブである Cascade 社とグルメ検索・決済サービスを提供する Liven 社のデータジャーニー、または DoorDash と Grammarly が Databricks Lakehouse の助けを借りてビジネスの成長をドライブした方法を動画でご覧ください。

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