データブリックス、企業による AI 活用の急増により、 日本での記録的な成長を達成
May 22, 2024
顧客および国内パートナー企業が 2 倍以上に拡大し、事業成長は前年比 100% 超
データと AI の企業である Databricks(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下「データブリックス」)は、日本における企業のデータおよび AI 活用に対する需要の急増を背景に、2023年度の日本事業の成長率が、前年比 100% 超となったことを、本日発表しました。
データブリックスの2023年度(2023年2月~2024年1月)のグローバルにおける収益は16億米ドルを超え、前年比50%以上の成長を達成しました。これは、迅速な製品イノベーションがけん引したことによるものです。昨年度、データブリックスは、日本における新規顧客を大幅に増やしました。イオン株式会社、全日本空輸株式会社(ANA)、株式会社ブリヂストン、コスモエネルギーホールディングス株式会社、コニカミノルタ株式会社、ネットワンシステムズ株式会社、ルネサスエレクトロニクス株式会社などの企業が、新たにデータブリックスのデータ・インテリジェンス・プラットフォームを採用し、ビジネスオペレーションの最適化、イノベーションの推進、意思決定の強化に取り組んでいます。
データブリックス APJ担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー エド・レンタのコメント:
「日本は当社にとって最も急成長している市場の1つであり、多くの大手企業がデータとAIの変革を推進するために、データブリックスのソリューションを採用したことを嬉しく思います。さらに多くの日本のお客様に、当社のデータ・インテリジェンス・プラットフォームを活用して安全な形で自社データで訓練されたAIを活用いただけるようになることを、楽しみにしています」
コニカミノルタ株式会社 ICW 事業統括部テックリード 大竹 基氏のコメント:は、次のように述べています。
「これまで当社では、データウェアハウス(DWH)にスノーフレーク、ジョブ管理に Airflow など、ニーズごとに異なるベンダーの製品を運用していたため管理が煩雑でした。またデータ量とユーザー数の増加に伴い、IT コストも増加していました。データブリックスのデータ・インテリジェンス・プラットフォーム移行後は、BI 分析や AI 利活用などの様々なタスクをシンプルでシームレスな分析環境で実行できるようになり、監査ログを容易に監視・管理できる統合化されたガバナンスも可能になりました。同時に、全体の運用コストも大幅に削減することができました。また、データブリックスのプラットフォーム上で、LLM(大規模言語モデル)を活用したAIアシスタント機能を開発しており、サードパーティとの安全なデータ共有を模索するなど、新たなビジネスチャンスにつなげていきたいと思います」
データブリックスは今年3月、データブリックスのプラットフォームを用いて構築された新しいオープンソースの汎用大規模言語モデル(LLM)である「DBRX」を発表しました。データブリックスの「Mosaic AIトレーニング」により、あらゆる企業が同一のツールと方法で、独自の高品質モデルを作成し、改善することができるようになります。
データブリックス日本法人 データブリックス・ジャパン株式会社 代表取締役社長 笹 俊文のコメント:
「日本市場における大きな可能性と関心に期待するとともに、マルチクラウドのLLMトレーニングソリューションを、6月から当社が日本で初めて提供できることを嬉しく思います。データブリックスの『Mosaic AIトレーニング』は、お客様のプライベートデータを基に独自のAIモデルを安全にトレーニングし微調整するための、より多くの選択肢とコントロールを提供することができるという意味で、日本の企業にとって重要なソリューションになります。企業固有の特定のデータでトレーニングされたカスタムLLMを構築することで、日本企業は自社のビジネスやドメインのコンテキストに合わせてAIモデルをカスタマイズすることができ、生成AIアプリケーションの品質を大幅に向上させることができるようになります」
データブリックスは昨年度、株式会社NTT データ、アクセンチュア株式会社、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社などの既存パートナー企業に加え、三井情報株式会社、日鉄ソリューションズ株式会社、株式会社マクニカなどの日本国内の新たな主要パートナー企業と戦略的提携を結び、パートナー企業数を倍以上に増やしました。
日鉄ソリューションズ株式会社 代表取締役社長 玉置 和彦のコメント:
「データブリックスは、私たちが目指す『Social Value Producer』としての理想を具現化するために最適なデータ活用プラットフォームです。データブリックスは、レイクハウスの概念を通じてデータの活用方法に革新をもたらしており、現在では生成AI技術を統合し、データ・インテリジェンス・プラットフォームとしてさらに進化を遂げています。当社は、長年にわたる データ基盤の構築やAIの業務適用を通じ、お客様に価値を提供してきました。データブリックスの統合された高度な機能によって、豊富なAIユースケースやデータガバナンスの実践経験の価値を、さらに大きくシームレスにお客様へ届けることができるようになると確信しています。データブリックスとNS Solutionsは、相互の強みを生かし、お客様と共に社会問題の解決と新しい価値の創出に取り組んでまいります」
データブリックスについて
データブリックスは、米国サンフランシスコに本社を置き、世界中に拠点を持つデータと AI の企業です。Apache Spark、Delta Lake、MLflow のオリジナル開発メンバーによる創業以来、データの活用によって難題解決に挑む組織の支援に取り組んできました。Databricks データインテリジェンスプラットフォームは、コムキャスト、コンデナスト、グラマリーをはじめ、フォーチュン 500 企業の 60% を含むさまざまな業界の 10,000 社以上におけるデータの統合、民主化、分析とAI に活用されています。X(旧Twitter)、 LinkedIn、Facebook での情報発信も行っております。