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データブリックスは、ガートナーのマジック・クアドラント 2021 年「クラウドデータベース管理システム(DBMS)」部門においてリーダーに位置づけられました。これにより、データブリックスは、「クラウドデータベース管理システム(DBMS)」および「データサイエンス・機械学習プラットフォーム」の両部門のリーダーとして評価された唯一のクラウドネイティブベンダーとなりました。

レポートは、こちらから無償でダウンロードできます。

リーダーとして位置づけられることは重要ですが、何を達成したことにより得られた評価なのかがより重要だと私たちは考えています。複数部門のマジック・クアドラント(MQ)で同時に高評価を受けるベンダーは他にも存在します。しかし、そのようなベンダーの多くは、別々の製品によって対象部門の評価基準を満たしているにすぎません。すなわち、問題解決に対する断片的なアプローチに留まっており、シンプルで一元的なエクスペリエンスをお客様に提供するものではありません。

データブリックスは、オープンソースとオープンスタンダードを基盤とし、あらゆるクラウド環境に対応する単一のプラットフォームによる運用管理とガバナンス、単一のデータソース、単一の処理エンジンによって、上述の 2 部門での高評価を得ました。このことは、データブリックスが、データウェアハウスおよび、データサイエンス/機械学習のワークロードに対してクラス最高の環境を提供していること、レイクハウスアーキテクチャのビジョンを具現化したことを裏付けるものです。データブリックスはこれまで、レイクハウスアーキテクチャのビジョンの具現化に注力してきましたが、そのことがガートナー(Gartner)社はもちろんのこと、市場にも認められました。

ガートナーのマジック・クアドラント 2021 年「クラウドデータベース管理システム」部門では、20 社のベンダーを対象に、各ベンダーの掲げるビジョンの完全性と、その実行能力の両面から厳正に評価しています。データブリックスでは、ユーザーであるデータ組織において、データと AI を活用する新たなユースケースの開発を促進させ、データからの価値創出の迅速化を可能にすべく、レイクハウスプラットフォーム製品を急ピッチで拡充してきました。その成果がこのような形で評価されたことをうれしく思います。今回のマジック・クアドラントでデータブリックスが受けた高評価は、レイクハウスプラットフォームの持つ優位性に依るところが大きいと私たちは解釈しています。私たちが考えるレイクハウスプラットフォームの強みの一部をご紹介します。

データ、AI、分析のワークロードを一元化するシンプルなプラットフォーム

企業における分析と AI におけるニーズは複雑化しており、既存のアーキテクチャでは対応が困難になっています。そのため、データレイクハウスアーキテクチャへの移行がますます進んでいます。データブリックスのレイクハウスプラットフォームは、エンタープライズデータに関わる喫緊の課題を解決するために構築されました。データウェアハウスのデータ管理と性能、データレイクの経済性と柔軟性を備えたオブジェクトストアを実現する機能を持つ製品です。

世界の 5,000 社を超えるお客様が、レイクハウスアーキテクチャを活用して課題解決に取り組んでいます。そのうちの 2 社の事例をご紹介します。

  • ノースウェスタン・ミューチュアル(Northwestern Mutual)― 従来のウェアハウススタックをデータブリックスのレイクハウスに移行:
    ノースウェスタン・ミューチュアルでは、9,300 名の金融アドバイザーが顧客の 360 度ビューを取得し、顧客とのやり取りのパーソナライズに役立てています。データブリックスのプラットフォーム上では、多様なフォーマットの数百万に及ぶデータポイントを統合する 300 以上の ELT ジョブを常時実行しており、データブリックスのもたらす優れた性能と経済性、シンプルなガバナンスによってデータ業務を効率化しています。開発者とビジネスユーザーが、Databricks SQL や PowerBI を介して分析処理および結果にリアルタイムにアクセスできるようになり、市場投入までの時間が 60% 短縮しました。
  • マクドナルド ― データブリックスのレイクハウスで価値創出を促進
    マクドナルドでは、レイクハウスをマルチクラウド環境のオープンプラットフォームとして活用し、エンタープライズ内の各部門の機械学習と BI のニーズに対応しています。マクドナルドでは、MLOps 機能を活用し、メニューのパーソナライズや顧客生涯価値の予測などのユースケースをサポートする本番用モデルを 9 か月という短期間で構築し、さらに、Databricks SQL を活用した分析ユースケースのロードマップを策定しています。

オープンソース、オープンスタンダード、オープンコミュニティへの貢献

データレイクハウスのアーキテクチャは本質的にオープンであり、プロプライエタリによる制限を受けることなくデータエコシステムを統合するというビジョンのもとに構築されています。

このことは、レイクハウスの開発とサポートにおける基本コンセプトの一部となっています。データブリックスでは、これまでに、Delta Lake(レイクハウスアーキテクチャを実現するイネーブラ)や、大規模なデータセットをリアルタイムかつセキュアにやり取りできるオープンプロトコル Delta Sharing(製品間でのセキュアなデータ共有を初めて実現)など、5 つのオープンソースプロジェクトを立ち上げました。また、データブリックスでは最近、お客様が利用できるワンストップポータル Partner Connect の提供を開始しました。Partner Connect は、検証済みの広範なデータ、分析、AI ツールへのアクセスを容易にし、複数のクラウドプロバイダ間でのデータブリックスのレイクハウスの統合を可能にします。

大規模なスケールでも高性能を維持

多くのベンダーが、自社の製品やサービスの性能の高さ、エンタープライズ規模のスケーラビリティを謳っています。しかし、データブリックスのレイクハウスプラットフォームのコア機能は、コミュニティや独立したベンチマークテストの結果を含め、市場に認められているという点で、他のベンダーとは一線を画しています。また、データブリックスのお客様は、ペタバイト規模のストレージを使用するユースケースを実運用しています。

客観的なデータも得られています。第三者機関が今月(2021年12月)実施したベンチマークテストにおいて、データブリックスのレイクハウスプラットフォームの性能がデータウェアハウスを圧倒するという結果が出ています。データウェアハウスの権威ある性能ベンチマークである TPC-DS の 100TB クラスにおいて、先日一般提供を開始した Databricks SQL が、これまでの記録の 2.2 倍の性能を達成し、世界記録を更新しました。

次のステップ

データブリックスにとって 2021 年は、現評価額 380 億ドルで 25 億ドルの資金調達、記録的な性能の実証、ドイツに拠点を置くローコード/ノーコードのスタートアップ企業 8080 Labs の買収による市民データサイエンティストを対象としたサービスの拡張などを達成した特別な 1 年でした。ガートナーによる今回の高評価は、そんな 1 年の締めくくりとなりました。マジック・クアドラントの 2 部門でリーダーに位置づけられたことは、レイクハウスのビジョンを推進するにあたって極めて意義深いことです。「クラウドデータベース管理システム(DBMS)」および「データサイエンス・機械学習プラットフォーム」の両部門のリーダーとして評価されたことは、レイクハウスアーキテクチャの成功と、データと AI のワークフロー全体におけるデータチームの連携の実現を証明するものです。

データブリックスは今後もデータ組織のコラボレーションを支援し、可能性の限界に挑戦し、イノベーションを推進してまいります。レイクハウスは、データリーダーとユーザーの連携を可能にし、分析、データサイエンス、データエンジニアリング、MLOps など、あらゆるデータのユースケースを可能にする機能を提供します。

詳しくは、ガートナー・マジック・クアドラント 2021「クラウドデータベース管理システム(DBMS)」および「データサイエンス・機械学習プラットフォーム」部門のレポートをご覧ください。

レポートをダウンロード


「Gartner 2021 Cloud Database Management Systems」Henry Cook、Merv Adrian、Rick Greenwald、Adam Ronthal、Philip Russom 共著、2021年12月14日

「Gartner 2021 Magic Quadrant for Data Science and Machine Learning Platforms」Peter Krensky、Carlie Idoine、Erick Brethenoux、Pieter den Hamer、Farhan Choudhary、Afraz Jaffri、Shubhangi Vashisth 共著、2021年3月1日

ガートナーは、ガートナー・リサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高のレーティングまたはその他の評価を得たベンダーのみを選択するようテクノロジーの利用者に助言するものではありません。ガートナーのリサーチ発行物は、ガートナーのリサーチ組織の見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。ガートナーは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の保証を行うものではありません。

Gartner および Magic Quadrant は、Gartner, Inc. または米国内外の同社関連会社の登録商標です。本ページでは同社の許可のもとにこれを使用しています。無断転用は禁止されています。

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December 16, 2021 Joel Minnick による投稿 in プラットフォームブログ
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