このブログは、TD Bankのデータ・プラットフォーム変革およびDaaS(Data as a Service)組織の実現に関する3回シリーズの第1回です。Satish Narayanan氏、Paul Wellman氏、Jon Hollander氏に感謝します。
翻訳:Saki Kitaoka. Original Blog Link
TDでは、組織全体で信頼できるデータを保護し、活用することの重要性を認識しています。データはTDを「より良い銀行」にするために不可欠なものであり、お客様をサポートするために有意義な洞察とインパクトを生み出すデータの育成に注力しています。このようなデータの管理、処理、分析、対処は、しばしば複雑 で時間のかかるものでした。今日の環境では、お客様のニーズや刻々と変化する市場の需要に対応するため、リアルタイムの意思決定と洞察が求められています。
規制当局からの圧力や顧客からの要求の高まりにより、すべての組織はデータの管理と正確性をより厳しく管理する必要に迫られています。最近では、データの可用性を高め、データの質を向上させることが、銀行にとって2つの重要な優先事項となっています。現在、プライバシー法またはデータ保護法を制定している国は100カ国を超えます。国民のデータのセキュリティと安全性に重点を置く国が増えるにつれ、この傾向は今後ますます強まるでしょう。どのようなテクノロジーや機能を探求するにしても、お客様からの信頼は私たちのイノベーション哲学の中核をなすものです。日々、お客様の情報のプライバシーと、当行のシステムを保護し情報を安全に保ちながらお客様の信頼を維持することの重要性は、基本的な優先事項です。
私たちの仕事のやり方を変えるため、当行は新しい業務モデルと体制を全行的に導入しました。その目的は、多くの同僚が日常的にどのように仕事をしているかを見直し、どうすればより効率的に仕事ができるかを考えることでした。TDのこの変革は「Next Evolution of Work」、つまりNEWと呼ばれています。その原動力は、優秀な人材を惹きつけ、維持しながら、より良い成果をより早く顧客に提供することです。データの観点から、チームはお客様の要望やニーズをより深く理解するためにデータを活用し、安全・安心でパーソナライズされたヒューマン・エクスペリエンスの実現を支援しています。