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時系列予測ライブラリ Prophet と Spark との連携

January 25, 2023 Masahiko Kitamura による投稿 in
1. 時系列予測と Prophet 時系列予測は、周期性や季節性変動がある事象に対して予測を行います。例えば、ある商品の毎月の売り上げを考えると、商品の特性で夏に売り上げが上がり、また、週末や休日前になると多く売れるなど、さまざまな季節性、周期性要因が売り上げに関与してきます。時系列予測では、こうした季節性、周期性要因をうまくモデル化することが求められます。 Prophet は、こうした時系列予測のためのオープンソースライブラリです。Facebook 社の Core Data Science チームが開発・リリースしており、年毎、週毎、日毎の周期性に加え、休日の影響などを考慮して非線形な傾向を持つ時系列データをシンプルにモデル化できるという特長があります。さらに、異常値や欠損データの扱いにも強く、また、人間が理解しやすいパラメタやドメイン知識などを加えることで、モデルの精度を向上させる機能も備えています。 Prophet は、R および Python で利用可能です。今回は、Python を使用した Prophe

Community Editionで始めるDatabricks

December 27, 2022 Masahiko Kitamura による投稿 in
Databricksはあらゆるデータ・分析・データサイエンスのワークロードに対応可能なオープンかつシンプルな Lakehouse を提供しています。そして、Databricksではその機能を無償でお試しいただけるよう、2通りの方法を用意しております。 2週間の無償トライアル: Databricksのフル機能をお試しいただけます。 Community Edition: 機能が限定されますが、期限なし・無償でご利用いただけます。 このブログでは、後者のCommunity Editionを使用したDatabricksの始め方について説明します。 Community Editionの機能と制限 Community Editionでは、Databricksのフルバージョンの機能に対して以下の制限があります。 作成できるクラスターは15GB RAM, 2 Core CPUのシングルノードのみ ワークスペースに追加できるユーザー数は最大3名まで クラスターのリージョンはus-westのみ 使用できない機能 ジョブのスケジュール

時系列予測ライブラリ Prophet と Spark との連携

1. 時系列予測と Prophet 時系列予測は、周期性や季節性変動がある事象に対して予測を行います。例えば、ある商品の毎月の売り上げを考えると、商品の特性で夏に売り上げが上がり、また、週末や休日前になると多く売れるなど、さまざまな季節性、周期性要因が売り上げに関与してきます。時系列予測では、こうした季節性、周期性要因をうまくモデル化することが求められます。 Prophet は、こうした時系列予測のためのオープンソースライブラリです。Facebook 社の Core Data Science チームが開発・リリースしており、年毎、週毎、日毎の周期性に加え、休日の影響などを考慮して非線形な傾向を持つ時系列データをシンプルにモデル化できるという特長があります。さらに、異常値や欠損データの扱いにも強く、また、人間が理解しやすいパラメタやドメイン知識などを加えることで、モデルの精度を向上させる機能も備えています。 Prophet は、R および Python で利用可能です。今回は、Python を使用した Prophe

Terraform による Databricks ワークスペースの環境構築(AWS 編)

September 28, 2021 Masahiko Kitamura による投稿 in
Databricks ワークスペースは、1 つの独立した Databricks 環境を提供します。 そのため、要件によっては複数のワークスペースを同時に作成・運用するケースもあります。 こうした状況では、Databricks ワークスペースを Code として管理(IaC)し、自動化することで運用がスムーズになります。 Databricks では、運用現場で求められる機能をツールとして提供する Labs Project の一環で、 Databricks Terraform Provider を公開しています。 このドキュメントでは、Terraform を用いて AWS 上に...

外部から Databricks 上の MLflow を使用する

September 1, 2021 Masahiko Kitamura による投稿 in
MLOps を効果的に実施するためのフレームワークである MLFlow はあらゆる環境での機械学習を一元的に管理することが可能です。Databricks ではこの MLflow をマネージドサービスとして提供しており、Databricks 上での機械学習はもちろん、Databricks 環境以外での機械学習についても連携することが可能です。 この記事では、 Databricks の外部環境(ローカル PC 上など)からワークスペース内の MLflow を使用する方法について説明します。 以下のステップで実行していきます Databricks ワークスペースに MLflow の experiment を作成する...

Community Editionで始めるDatabricks

April 22, 2021 Masahiko Kitamura による投稿 in
Databricksはあらゆるデータ・分析・データサイエンスのワークロードに対応可能なオープンかつシンプルな Lakehouse を提供しています。そして、Databricksではその機能を無償でお試しいただけるよう、2通りの方法を用意しております。 2週間の無償トライアル: Databricksのフル機能をお試しいただけます。 Community Edition: 機能が限定されますが、期限なし・無償でご利用いただけます。 このブログでは、後者のCommunity Editionを使用したDatabricksの始め方について説明します。 Community Editionの機能と制限 Community Editionでは、Databricksのフルバージョンの機能に対して以下の制限があります。 作成できるクラスターは15GB RAM, 2 Core CPUのシングルノードのみ ワークスペースに追加できるユーザー数は最大3名まで クラスターのリージョンはus-westのみ 使用できない機能 ジョブのスケジュール