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データレイクで増分 ETL のメリットを活かす - CDC の課題など

August 30, 2021 John O'Dwyer による投稿 in データエンジニアリング
従来のデータウェアハウスでの増分 ETL といえば、CDC(change data capture、変更データキャプチャ)を利用する方法が一般的になっています。しかし、スケーラビリティ、コスト、状態の把握や機械学習との連携が困難であることなどの問題があり、この CDC により増分 ETL を実行する方法は、必ずしも理想的とはいえません。一方、データレイクでの増分 ETL は、これまで、ビッグデータのテーブルのデータ更新や変更データの特定ができないといった理由により不可能とされてきました。しかし今日、データレイクで増分 ETL を利用することが可能になりました!増分 ETL には多くのメリットがあります。効率性やシンプルさ、データサイエンティストやデータアナリストのどちらも利用できる柔軟なデータアーキテクチャの構築などが挙げられます。このブログでは、データレイクで増分 ETL を使用するメリットと、それをサポートするデータアーキテクチャについて解説します。 増分 ETL とは? まず、増分 ETL とは何かを明らか

機械学習を活用した小売業者・ブランドのためのアイテムマッチング

アイテムマッチングは、オンラインマーケットプレイスの中核的な機能です。小売業者は、最適化された顧客エクスペリエンスを提供すべく、新規/更新された商品情報を既存のリストと比較して、一貫性を確保し、重複を回避します。また、オンライン小売業者は、競合他社のリストと比較して、価格やインベントリの差異を確認します。複数のサイトで商品を提供しているサプライヤーでは、商品がどのように提示されているかを調べて、自社の基準との整合性を確保できます。 効果的なアイテムマッチングの必要性は、オンランコマースに限られたことではありません。DSR(デマンドシグナルリポジトリ)は、数十年もの間、補充オーダーのデータに POS やシンジゲートされた市場データを組み合わせて、消費財メーカーに需要の全体を把握するケイパビリティを提供してきました。しかし、メーカーが自社の製品定義と、数十もの小売店パートナーの製品説明との間の差異を埋めることができなければ、DSR の価値は制限されます。 このようなタイプのデータをまとめる際の課題は、異なるデータの照

COVID-19 のデータセットが データブリックスで利用可能に ― データコミュニティによる貢献

2020年4月14日初稿、2020年4月21日更新 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による混乱の中、データエンジニアやデータサイエンティストの多くが「データコミュニティとして何ができるだろうか」と自問し続けています。データコミュニティは、この短期間で実際に大きな貢献をしており、その代表例として、 米国ジョンズ・ホプキンス大学のシステム科学工学センター(CSSE)が提供するデータリポジトリ が挙げられます。このデータセットは、COVID-19(2019-nCoV)について最も広く利用されているものの1つです。次のGIF動画は、3月22日から4月14日にかけての検査確定症例(郡地域)と死亡者(円で表現)の比例数を視覚的に示しています。 他にも、病原体の進化をリアルタイムで追跡できる 新型コロナウイルスのゲノム情報 などの例があります(マウスのクリックで 感染と系統が再生 を再生します)。 病院からのリソース使用率のモデリングの有力な例には、 ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME) によるC

広告効果測定:機械学習モデル作成による広告・マーケティングデータ分析方法(クリック予測)

July 19, 2018 Tony Cruz による投稿 in 製品
広告部門では、膨大な量の多様なマーケティングデータや Web 広告の効果を測定/分析するために、拡張性が高く柔軟なプラットフォーム・方法を必要としています。ビッグデータを活用したマーケティング効果測定(分類、クラスタリング、認識、予測、推薦などの高度な分析)によって、ビジネスの成果に結びつく、データからの深い洞察の抽出が可能となります。さまざまな種類の Web 広告の普及による多様なタイプのデータの増大に備え、Apache Sparkは、API と分散コンピューティングエンジンによってデータを容易にかつ並列に処理し、価値創出までの時間を短縮します。 Databricks レイクハウスプラットフォーム は、最適化されたマネージドクラウドサービスを提供し、コンピューティング資源と、共同作業のためのワークスペースのプロビジョニングを、セルフサービスで行う手段を提供します。 多くのデータサイエンティストが利用する Web サイト「Kaggle」から、広告インプレッションとクリックに関するデータ Click-Through